乙武さんを囲む会
継母とテレビを観ながらいつまでも朝ごはんを食べていたらピンポーンとインターフォンが鳴った。
ハ~~~イとだらだら玄関に出たら、なんと、S郷ディサービスのお迎え!
忘れていた!
「私が送って行きますので、すみません! すみません!」と大慌て。
とにかく朝のだらだら時間は終わり、あたふたと通信記入や下着やタオル等の準備をして、まだデザートのプリンをもぐもぐしていた継母を急かせ車に乗せ施設に行く。
帰ったら、テレビ、つきっぱなし。
そのテレビが、乙武さんが誕生パーティを開かれた、という報道というのかトークをやっていた。
実際はパーティではなく、ご友人たちによる乙武さんを囲む会だったようだ。
テレビでよく拝見する人たちが集まっておられた。
私はこの放送を観て、「乙武さんを応援しているお友達や知り合いの方がおられて、こういう会を開かれて、本当によかった。よかった。よかった」と、心からほおっとした。人によったら、そおっとしてあげておくのがいいのではないか、と思われるかもしれないが、私はこの会が、いつか絶対、乙武さんの心身、才能の生命に繋がっていく、と思うよ。
ごく個人的な当事者にとって重要なことであることが、妙な世間がよってたかって、まるで自分にはその権利があるとばかりに責め立てたり卑しめているのが、日本はほんとに退屈なつまらない井戸国になっていくんだなぁ、と気が塞いでならなかったんだ。