スポーツ 大好き
私は子供の頃、虚弱で走っても跳んでも投げても、とにかく何をやっても下手だった。
でもたいていのスポーツが好きだった。転びながら、怪我をしながら何でもやった。出来ないことを恥ずかしいと思うより、やる楽しさが嬉しくて何にでも挑戦した。
おかげで大人になった時、水泳、ソフトボール、マラソン、乗馬、フェンシング、剣道、テニス、サッカーをある程度こなしていた。(ただしどれもヘタクソですが。馬に落とされて尾てい骨を骨折したこともあったほど)
そこで、観るのも大好きである。
とりわけ、野球が大好きであった。面白かった。楽しめた。
でも今年は野球は観ない。これからずうっと観ないだろう。
清原選手をドラフトの日から応援して、巨人にいた時は、嫌いなチーム巨人であったがそれでも応援した。
息子の不遇を憂うように、清原の道筋に暗さが漂うのをずうっと憂えていた。
あのジャイアンツがひどい扱いをしたからね。本人しかわからない傷がどうなっていくか・・・と心配していた。
薬の問題も入れ墨も、目をそむけながら、清原という野球選手をずうっと好きであるし心配していくだろう。でも、野球は自分の関心の外にいってしまった。
伊良部選手も好きだったな。
豊かな何かを溢れんばかりに持ちながら、自滅のような形で消えていく生き方になってしまう人間たちに、その痛みが辛く思えてならないのだ。
そうした痛みのすべてが書けるような者になりたい、と思うが、私には無理だろう。なんたって私はなんかのらのら人間だもんね。