万魚の雑々日記

ドラマや映画や文学のこと。要介護の継母のこと。自分自身のこと。・・・福島原発事故後、置き去りにされた猫たちに給餌に通った頃のこと、いっしょに暮らすちょっと多めの犬や猫たちのことを書いた別ブログもあります。(なぜぼくらはおいていかれたの)

種田山頭火

私は愛媛の小さな村で育った。こどもの頃、よくお遍路さんが門口に立たれた。

ある日回ってこられたお遍路さんに、祖母がいつもよりたくさんの白米を袋に入れて差し上げ、去りゆかれるそのお遍路さんの後ろ姿に礼をしてお見送りをした。

そして私に、「あのお遍路さんは普通の人じゃない。えらい人なんよ」と言った。

後年、成長して俳句を学ぶようになった頃、私は、『あのお遍路さんは山頭火だったんじゃないk』と思うようになった。

今回ツイッターをはじめて山頭火にフォローし、俳句が流れてくるたびにそのことを思う。それで山頭火のことを調べてみたら、全然年齢が合わず、私は生きておられた山頭火さんには会っていないことがわかった。なんだ・・・・・。

 

実は何度もこの繰り返しをしている。よくよく私は山頭火に会ったことにしたいらしい。・・・でも、祖母が敬意を示していたあのお遍路さんが山頭火だったら、どんなに素敵だったろうと思うよ♪