舛添都知事の真実
今騒がれている舛添都知事の起こした問題は、確かにバッシングされて仕方のない事だと思うけれど、改心をされればそこから心機一転しっかりやっていけばいいという単純な事象であると私は思っていた。
それなのに、テレビ報道で観る限り、日本中の人が示し合わせた裁判官になってしまった感のある流れになって、一切合切舛添都知事をいかに憎み嘲笑するかを表す救いようのない世界になっていっている。
そのことが空しく思えてならない。
そして昨日の報道の中で、辞任に追い込まれていく都知事が、「リオのオリンピックが終わるまでやらせてほしい。自分は都知事の位置にいたいというのではないのだ」という意味のことを言われたと聞き、”これは都知事の真実の気持ちに違いない”と感じた。
だけど今の流れでは、この真実に心を開く人は殆どいず、都知事は辞めていかれるだろう。正義と言う名のリンチ裁判の勝利だ。・・・これでいいのだろうか。胸の奥が、妙な寂しさと不安で不幸せ感でいっぱいである。