雨漏り雨漏り
昨今の私、重圧が次から次。
四年前ぐらいになるかな、福島のとある物置に閉じ込められていた(作為ではなく、たまたま家主さんが帰宅して物置の戸を開けて作業中に猫ちゃんが入り、気づかずに閉めてしまわれたのだと思う)猫ちゃん、だるたにあんさんと私がその家に給餌に寄ったら、「わ~、開けて~、開けて~、開けて~」と必死のSOSを発信。
この声、どこからだろうとうろうろし、どうも物置の中だとあたりをつけ、厳重に施錠してあったのを開けたら、左右のおなかの皮がくっつくほどになったサバトラ猫ちゃんが転がり出た。
こっちはもおパニック状態でがむしゃらに捕まえ、車に段ボールを入れていたのでそこにいれ、空気穴をあけてガムテープで固定し、我が家に連れ帰った。もしそこにごはんだけやって放置したら、この痩せようが回復できるか心配だったからだ。
こうして物置猫ことと「もんちゃん」は我が家の家族になったのだ。すぐにお姫様のようなわがままジコチュー猫になり、我が家中を闊歩してそれなりに幸せそうだった。
そのもんが突然、キャリアだった病を発症した。
この重圧が辛く、私は胃重をかかえていた。
そこに手術が終わったばかりの森の猫の一匹が見えなくなり、胃は痛みも出てきた。
ほかにも浮世のしがらみによる哀しみ押し寄せており・・・暮らしの困窮の重圧もあり・・・日々虫が地を這うごとくの暮らしを頑張っているのだが・・・ここにきてナント、先日の台風で、一階の和室を寝室にしている継母の寝ている真上から、雨漏りが!!!!!
なんとかしてあげなくては! どうすればええやろか??? 修繕費の捻出は逆立ちしたって準備できない!!! ・・・・・ま、いい知恵がわくまで、ここはなかったことにしておこう・・・・と朝食を継母ととっていたところ、少し認知症がかっているのか継母が、雨漏りに気づいたときの話を、なんどもなんどもあんどもなんども持ち出す。
ついに言っちまった!!!!!!
「お母さん、雨漏りでは死なない。ガタガタいうことない。ワサワサ心配することもない。人生の重要事の中で雨漏りなんぞどうということもない。いずれ風がさらってくれるから、気にしない気にしない」
継母、分かったような困ったような表情で、「そうなの?」
[そう! そうなんです!!!」
というわけでこうして二階に逃げ込んだ。実は継母の部屋の真上にある私の部屋も雨漏りだった。なぜか放っておいたら今はしない。(笑)こんなもんよ。