万魚の雑々日記

ドラマや映画や文学のこと。要介護の継母のこと。自分自身のこと。・・・福島原発事故後、置き去りにされた猫たちに給餌に通った頃のこと、いっしょに暮らすちょっと多めの犬や猫たちのことを書いた別ブログもあります。(なぜぼくらはおいていかれたの)

ゆずジュース

 

今日友人からジュースが届いた。
今年おつれあい様を亡くされたというのに・・・としんみり感激している間もあらばこそ、私はまるで飢えた狼が目の前にあらわれた餌にとびつくように、一気に三本も飲んでしまった。

どうしようもなくしんどくてとにかく身体が干物になったような感覚なのであった。
日中何かと無理をしているのに夜間に書き物に集中していたのだが、それがとんでもない疲労困憊になっているらしい。もんちゃんがどう工夫してもお水もごはんも口に入れてくれなくなっている心労が相当堪えているのでもあるだろう。

どんなにツヨブッテモ心が弱くなっているんだ。

そういう時の友人からの美味しいジュースは荒野の泉のようだ。
清らかでほどよい酸味と甘さが魂にしみてくる。
きっと元気になれる。もんも回復してくれる。

ばんのう酵母

福島に給餌に行った時、物置に閉じ込められていた猫(故意ではないと思う)、ものおきもんちゃんは以後我が家の猫家族になっていたのだが、急に厄介な病いが発症し体調は悪化を辿るばかりで、そのことのショックと可哀想さと自分の至らなさに打ちひしがれている。

生きるのが辛くて寂しくて。

先だって、いわし猫猫日記さんのブログで、ばんのう酵母が猫にいいと拝見し、すぐにネットで調べたら、割合近くの美容院が取り扱っておられることがわかり、急いで購入した。
これは動物に限らず人間の口内炎にもいいということなので、自分を悩まし続けている口内炎にもつけるようにした。

すると、自分の口内炎は確かに痛みが安らいだ。
ところがもんちゃんに効く様子はみられず、もんちゃんは日に日に痩せていく。

昨年から高齢の犬が一匹、一匹と旅立って逝ってしまい、言葉につくせぬ気持ちでいるのだが、ここでもんちゃんを助けてやれないようなら・・・となんだか自分の生きる力も消えていく感覚である。

継母もこの夏の暑さに堪えているのは目に見えるし・・・ほんとにほんとに寂しい秋の入り口で茫々としている。

いっそのこと、継母と私と動物家族と森の猫たちごとこのボロ家のまま宇宙の塵となってしまえばいいのに・・・と気弱な涙にくれている。
ナンチャッテ、そんなわけネーダロ、私だよ! 小池都知事とはいかないけれど前に前に頑張るサ!!!


そうそう、今日やっと雨漏り修理が終わった。
よかったよかった。これでおばあちゃんに安心して寝てもらえる。
あとは保険会社さんが全額支払って下さるとありがたいんだけど・・・調査の方もとても誠実な方で納得のいく説明をして下さったのだが、事故等で雨漏りをした場合は支払えるが、家の劣化による箇所は自費ということだそうだ。そりゃそうだ。私が調査員だったらもっと厳しい査定をしまする。
※この記事別ブログからの転載

雨漏り雨漏り

昨今の私、重圧が次から次。

四年前ぐらいになるかな、福島のとある物置に閉じ込められていた(作為ではなく、たまたま家主さんが帰宅して物置の戸を開けて作業中に猫ちゃんが入り、気づかずに閉めてしまわれたのだと思う)猫ちゃん、だるたにあんさんと私がその家に給餌に寄ったら、「わ~、開けて~、開けて~、開けて~」と必死のSOSを発信。

 

この声、どこからだろうとうろうろし、どうも物置の中だとあたりをつけ、厳重に施錠してあったのを開けたら、左右のおなかの皮がくっつくほどになったサバトラ猫ちゃんが転がり出た。

こっちはもおパニック状態でがむしゃらに捕まえ、車に段ボールを入れていたのでそこにいれ、空気穴をあけてガムテープで固定し、我が家に連れ帰った。もしそこにごはんだけやって放置したら、この痩せようが回復できるか心配だったからだ。

 

こうして物置猫ことと「もんちゃん」は我が家の家族になったのだ。すぐにお姫様のようなわがままジコチュー猫になり、我が家中を闊歩してそれなりに幸せそうだった。

 

そのもんが突然、キャリアだった病を発症した。

 

この重圧が辛く、私は胃重をかかえていた。

そこに手術が終わったばかりの森の猫の一匹が見えなくなり、胃は痛みも出てきた。

ほかにも浮世のしがらみによる哀しみ押し寄せており・・・暮らしの困窮の重圧もあり・・・日々虫が地を這うごとくの暮らしを頑張っているのだが・・・ここにきてナント、先日の台風で、一階の和室を寝室にしている継母の寝ている真上から、雨漏りが!!!!!

 

なんとかしてあげなくては! どうすればええやろか???  修繕費の捻出は逆立ちしたって準備できない!!! ・・・・・ま、いい知恵がわくまで、ここはなかったことにしておこう・・・・と朝食を継母ととっていたところ、少し認知症がかっているのか継母が、雨漏りに気づいたときの話を、なんどもなんどもあんどもなんども持ち出す。

 

ついに言っちまった!!!!!!

「お母さん、雨漏りでは死なない。ガタガタいうことない。ワサワサ心配することもない。人生の重要事の中で雨漏りなんぞどうということもない。いずれ風がさらってくれるから、気にしない気にしない」

 

継母、分かったような困ったような表情で、「そうなの?」

[そう! そうなんです!!!」

 

というわけでこうして二階に逃げ込んだ。実は継母の部屋の真上にある私の部屋も雨漏りだった。なぜか放っておいたら今はしない。(笑)こんなもんよ。

 

 

視力検査

あることで視力検査をした。

 

 

右が1・5

左が1・0

 

私の生年月日を確かめて、検査の方が、「目になんかしてます?」

「なんかって?」

「い、いえ・・・それにしても74歳の視力じゃないですよね」とぶつぶつ。

 

そのあと、聴力検査。

左耳が難聴なので音はまったく聞こえない。

 

これで±0。私なんてこんなもんよ。0以上になったことがない。ま、いいけど。

台風

月曜日、継母のディサービス。テレビの天気予報を見ると、行きはいいようだが、帰りの頃には台風の真っ最中の感じだったので、継母に「今日、やめたほうがいいみたい。帰り絶対ディのほうで大変だと思うし」と言ったが、継母はしれっ~と笑って私を無視し行った。

 

4時半にディの車で帰宅してきたのだが、思った通り雨風がひどく、継母は施設のカッパを着せてもらい、二人の職員さんはびしょぬれで、転倒を気遣いながら玄関まで送ってくださった。

「こんな日に行ってすみません」と言ったが風雨で聞こえなかったのだろう返事がなかった。

 

私は後、継母におやつを出し、猫の家犬の庭のほうに世話に行ったのだがこの日二度目大びしょ濡れ。別に継母は悪くないのに、私は妙にむかついた。『家にいてくれたら、雨風が休止気味の時をみはからって濡れないようにできたのに、ディの帰りを待たなくちゃいけなかったからこんな事態になった・・・・』とうらめしい気分になったという次第。

いかにも心の狭い自分でする。

 

そして今日も二度大大びしょ濡れ。

夜に入ってからの雷雨のなか犬たち猫たちの様子を見に行ったのだ。

猫のもんちゃんが急に具合が悪くなっていることと、犬のリーが気になって。

 

どうしようかと思うくらい疲労した。

雨にも堪える心身になってしまい、その衰えが忌々しいったら。

またたびアンサンブルさんの手人形ミュージカル

捨てられる猫たちと、捨てられる猫たちに慈愛を注いでいらっしゃる人たちのためのミュージカル、行ってきました。

 

「人間を信じていいのかな」という根源の問いをおそらく己にも問いながらであろうテーマをベースに、技巧に走らず素朴に素朴に発信されていて、素晴らしかったです。

 

思いがけない人が来て下さり、またやはり思いがけない方とのつながりを得て、私にはほんとにほんとに嬉しい一日でした。

 

ありがとうございました。